20周年イベントを振り返って

とりあえず、まずは成功裡に終わったレポート(1)

                                                       高野圭介




 何がどこで、どのように絡み合ったのか、すべてが面白く楽しく、すべてが金襴豪華な碁会が流れていきました。


錦上華を添えた

坂井秀至碁聖の誕生


振り返って見ると、
企画から大会当日までの間に、何度も予想の付かない事態に直面しました。

先ず、
素晴らしいことは、何と言っても
坂井秀至碁聖の誕生
であります。
坂井碁聖の慶事のお陰で、坂井効果がすべてと言っていい程
弥が上にも碁会の格調が高くなりました。

アマ・チャンピオン・中園清三のご来駕も華を添えて戴きました。

また、パレスサイドホテルが手狭になったりして、宴会場が平安会館に変更し、
あるいはしょうざんに会場を移したりしたことも、
結果としてはむしろ幸運であったかと思います。 


 


 パフォーマンスも
見事でした。


スタッフの方々に、何回もの協議会を重ねる内に、気運がどんどん高まってきて、
大会三日間の内容が充実してくるのが著明に分かってきました。

そして、その
パフォーマンスも見事でした。

哀しいことも数々生じて参りました。
中国・台湾の不参加となって、予定がすっかり狂いました。

僅かな半年ばかりの間に、
日にちが合わなかったり、体調を壊した方々が十数名も出てきたことです。

不手際も重なって  
いよいよ当日を迎えました。健気に立ち向かったイベントとは言うものの、
不慣れなと言うよりも、全く初めてのイベントに立ち向かったような催しであったので、
暗中模索した用意も充分とはいかず、運営上の不手際も重なって、スタッフの皆さまに、
また、大勢の賓客の皆さまにも大いにご迷惑をお掛けしたことことです。

心よりお詫び申し上げます。


 

百名を遙かに越して
個別に見てみますと、
予定していました30名の中国からの賓客は時節柄、
旅行社が渡航を受け付けず、遂に断念せざるを得ませんでした。

その中、韓国から、飛んでる才媛四名のご参加を得、華を添えて下さいました。
ご一行様は韓国棋院婦人部会・会長朴愛英。
韓国囲碁テレビ局プロデューサー洪承希。張榮淑。
プサンから金香禧の四名でした。

日本国内からも多くの方のご参集を得ました。
北は北海道の果てから、西は九州から、
日本国中の碁友が百名を遙かに越して参りました。


 

賓客の嬉しい言葉
私たちの不手際にも関わりませず、暖かいお言葉を戴きました。
賓客の嬉しい言葉を集約してお知らせします。

「今回の碁吉会すべてがすばらしかったです。
中国の方々が参加出来ないハップニングあったものの、
それを乗り越えて、無事完遂されたことに敬意を表します。

 20周年記念碁吉会は、本当に素晴らしい心に残る会でした。
長い間、碁を打ってきましたが、このような楽しい会は、初めての経験でした。

 万全のご準備と行き届いたお心配りによる運営に感動致しました。
3日間の工夫された催しは、全て楽しく、一生の良い思いでとなる事と思います。」