家田師範 指導碁 特撰棋譜



家田隆二八段  vs  7子  田中はる

182手完   白中押し勝ち

囲碁部品の倉庫
はるさんは晩学。60歳過ぎて碁を覚えた。
はるさんの怜悧な頭脳と真摯な取り組み、しかも独学。
碁の部品の隅から隅まで頭脳の中にしっかり畳み込んだ。

昔、神戸に詰碁初段というご婦人がいた。
しかしながら、彼女は実戦に弱いのである。不思議だった。
残念ながら名前を忘れた。今はどうされているか分からない

よく似た感じだ。

高級な術語
激賞の家田評

先生の講評もさることながら、はるさんの質問が高級な術語が飛び出す。
はるさんはビックリするほど難しいこともご存知ですね」と家田先生。
知識量に比して、碁はそれほどでないのは、何でしょう?と、不審なのだ。

碁の打ち方が分かったら、様変わりするのになぁ・・と、言わんばかり。

相当の実力   
問題の手(基本の部分)

白18とポン抜きさせるのを止める。
黒66と白の強いところにくっつけない。

格好良い手(巧みな手筋)

黒142から150まで、かっこいい・・・素晴らしい打ち方。
黒180で右上黒の大石に手入れしておけば黒は打てている。

この碁からはるさんの実力は相当のものと認定した。
難しいことでもすぐ理解出来る。素晴らしいね。

                               高野評