蘭亭 王羲之

永字八法 と 曲水の宴

2019年5月19日

                              高野虚石 吟詠












 蘭亭や墨蹟競う風涼し






王羲之は、書の芸術性を確固たらしめた普遍的存在として書聖と称される。

、「王羲之の書の筆勢は、ひときは威勢がよく、竜が天門を跳ねるが如く、
虎が鳳闕に臥すが如し」と形容されている。






 





王羲之の永をなぞって汗の筆





王羲之や筆芯通る夏館


 







游鵞鳥人心何ぞ夏の池



夏の池終の棲家と夫婦鯉


 


 


竹林の七賢人

中国代に、俗塵(ぞくじん)を避けて竹林に集まり、清談を行った七人隠士








 新緑や王羲之の「和」習いつつ












曲水宴詠んで飲み干す夏の盃

 


曲水の宴は、水の流れのある庭園などでその流れのふちに出席者が座り、
流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を読み、盃の酒を飲んで次へ流し、
別堂でその詩歌を披講するという行事である。