第6日(6月4日)  ロードス島(ギリシャ)

                                          中田良知

ロードス島画報




ロードス島攻防記 





船が港に近づくと、塩野七生著「ロードス島攻防記」
思い起こさせるかのように、
セント・ニコラス要塞が我々を迎えてくれる。

旧市街はぐるりと城壁に取り囲まれている。
日本の城の石垣と異なった構造が、
歴史と文化の違いを感じさせてくれる。

夏草やノルマンの影砲台に    圭介



 アクロポリス遺跡
チャーターバスで、
丘の上の古代ロードスのアクロポリス遺跡を訪ねる。

アポロン神殿跡からの眺めはすばらしいが、
遺跡そのものはローマに比してさびしい。



 石の文化
満開のブーゲンビリアの花を見ながら、
旧市街にもどり、騎士団長の宮殿を見学する。
床のモザイクをはじめ、大部分はレプリカによる修復の由。


ブーゲンビリアマルタ騎士団夢の花    圭介

だが、さすが、全体として
「石の文化」の重厚さを感じる。
礼拝堂で、セント・ニコラス(バーリに墓あり)の像を見て感激する。



考古学博物館
イポトン通りを抜けて考古学博物館へ向かう。

海岸の丸石を敷き詰めた道は、ムードはあるが、少々歩きにくい。



牛革ベルト 
かなり増えた観光客に混じって、旧市街を散策する。
物価は安く、思わず牛革ベルト(3ユーロ=約350円)を買ってしまう。

このベルト、我がグループの中に流行ったらしい。

幅広きベルトの流行る暑き道      圭介



鳩山さん退任 
なお、余談ながら、この散策中に、BBC放送を見たツアー仲間から、
鳩山さん退任のニュースを聞く。

白と黒の石のゲーム 


船に戻り昼食後、デッキで碁を打つ。
碁を知っている外国人はいなかったが、
白と黒の石のゲームに大いに興味を示してくれた。

エーゲ海プールサイドの烏鷺合戦     圭介