トーナメント決戦・特選譜

アルカン碁リンピック・・・第一日、10月21日午後


対局風景写真集




注:21日は棋譜が取れていません。22日の碁から二譜転載です。

                                             高野圭介




碁吉会・碁楽会のドッキング碁会は吉楽会。
その最初の激突碁会は、トーナメントから始まった。

女性軍もそれぞれ大健闘した。
つまり、吉楽は実力的に結構均衡が取れている感じで、素晴らしい碁敵だ。

全32名のトーナメントの山は、8名ずつ4つの山。
碁吉の8段2名と碁楽の8段2名は4つの山にそれぞれシードした。
結果から言うと、その8段4名が最後に勝ち上がってきたのである。

 

10月21日トーナメント表(1)
1 東屋 弘6d
北島和子2d
北島和子2d
宮元重孝7d
2 福岡 正2d
宮元重孝7d
宮元重孝7d
大沢 毅8d
3 野坂由巳夫7d
野坂由巳夫7d
時松祐吉6d
大沢 毅8d
4 南谷益子5k
大沢 毅8d
大沢 毅8d
5 浜辺 荘8d
浜辺 荘8d
岡野杉子2d
浜辺 荘 8d
6 井上泰子3d
井上泰子3d
松尾良輔6k
浜辺 荘8d
7 川口隆司2k
川口隆司2k
志賀佐知子3d
村上良憲7d
8 馬場宏三6d
村上良憲7d
村上良憲 7d



10月21日 トーナメント表(2)
9 高野圭介8d
高野圭介8d
井上雅子2d
高野圭介8d
10 赤田徳子1k
本田維憲7d
本田維憲7d
高野圭介8d
11 梅本和枝3d
梅本和枝3d
須賀悦子9k
梅影悟彦6d
12 梅影悟彦6d
梅影悟彦6d
柳 秀雄 7d
13 内山和彦 5d
国広月子3d
国広月子 3d
秦 良武7d
14 加田美保子
3d
秦 良武7d
秦 良武7d
山中彦之8d
15 湯浅陽子3d
今井靖文5d
今井靖文5d
山中彦之8d
16 家田隆二Pro
山中彦之8d
山中彦之8d



 家田隆二棋士八段 vs 三子 本田維憲

10月22日 番外指導碁

125手完 白中押し勝ち

 


家田隆二 感想

黒10一間トビは新型。見たことが無い。私は対応に苦慮し、長考しました。
黒14でタケフにオサエておけば、黒有望の分かれでしょう。

黒43は右下にコスミツケルとか、一間トビとかがよかった。

黒44の三三より、45二間ヒラキが勝った。 黒46済オサエは要点。

黒92キリは好手。

黒、最後のチャンスがありました。右辺の二間ヒラキに注目。
黒156で白45の右、2線にツケます。
白の応対は難しく、どうしても手。確かめて下さい。

 
白の反省手

白93は悪手で、単に95でした。

左上隅、白127オサエは頑張り過ぎで、135(2の二)でした。
黒の逸機は134。135グズミならセキ又は三子取りでした。

 
200手時点の形勢判断

まだ、形勢不明ぐらいと思っていました。
この先で、黒は少し損を重ねられました。


 


 

互先 浜辺 荘  vs  先番 大沢 毅

                黒6.5目コミ出し

93手以下略  白中押し勝ち

さすが、吉楽両陣営・最強者の碁。
今様の感覚がぶつかり合い、 深いヨミに裏付けられた壮烈なねじり合いの碁で、
余人の論評を挟むのは至難と思いました。

                                    高野圭介 記



大沢 毅八段の履歴
 
大澤さんは昨年の世界アマで大分県代表になりました。
大物食いもしますが、格下のものにもコロリとやられるような気分屋です。
昨年の「碁楽会」の2日大会で10連勝(山中さん、北村さんを含む)して八段に昇格しました。