コロナワクチン情報

                        2020年7月2日
                         高野圭介 記


 
新型コロナウィルス
(COVID-19)

終焉の後に来るもの




   

 コロナワクチンを巡っては
世界中で17件の治験が実施されており、ビオンテックとファイザーのほか、
米モデルナや中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)<6185.HK>、
イノビオ・ファーマシューティカルズなどが開発に取り組んでいる。


 



その中の二社の速報である。

コロナワクチンの初期治験成功、

                           2020年7月2日


独ビオンテックと米ファイザー [フランクフルト 1日 ロイター] -
ドイツのバイオ医薬ベンチャー、ビオンテック<22UAy.F>と米製薬大手ファイザーが
開発中の新型コロナウイルスワクチンが、初期段階の臨床試験(治験)で
有効性や十分な忍容性(副作用への耐用性)を示したことが分かった。

 ビオンテックによると、24人の健康な被験者を対象に2種類の用量の試験を実施。
その結果28日後に感染者に通常見られる水準を超える抗体が確認された。

 ワクチンの投与は各用量とも3週間で2回行った。投与量が高い場合、
2回目の投与後4人中3人に短期間の発熱が見られた。

 
米製薬ファイザー ワクチン優先審査対象に

                          2020年7月14日

アメリカの製薬大手ファイザーは13日、ドイツのメーカーと
共同開発中の新型コロナウイルスのワクチンが、
FDA(=アメリカ食品医薬品局)の優先審査の対象に
指定されたと発表しました。

ファイザーは、ドイツの医薬品メーカーと4種類のワクチンを開発中で、
そのうち開発が進んでいる2種類が、
FDAの優先審査の対象に指定されたということです。
これにより、ワクチンを承認する審査手続きが優先的に行われ、
より早い実用化につながると期待されています。

ファイザーは、今月下旬にも最終段階の臨床試験を開始するとしていて、
開発に成功すれば、今年末までに最大で1億回分、
来年末までに12億回分以上のワクチンを生産し、
日本を含む世界各国に供給したいとしています。

一方、アメリカ政府高官は13日、国内でのワクチン製造について、
「4週間から6週間後に始められる」と述べ、
夏の終わり頃までに本格的な製造が始まる、
との見通しを示しました。

「臨床試験の結果を待たずに、リスクを冒して製造を始める」としています。

 
ビオンテックのウグル・サヒン共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は
「ワクチンが免疫活動をもたらし、強い免疫反応を引き起こすことが示された」
と述べ、
大規模治験に向け準備を進めていることを明らかにした。


                                  7月2日


みずほ証券のアナリスト、ダイバン・バミル氏は
「さらに多くの取り組みが必要 だが、
これまでのところ利便性がリスクを上回っているようだ」と指摘した。


量産体制が直面の問題

 もし、この素晴らしいワクチンが完成して、
何10億という全世界の人に行き渡るのは
量産体制に直面している。その日はいつか?