腸腰筋の研究

骨盤と背骨をつなぐ「大腰筋」が姿勢の要(かなめ)
インナーマッスルの一つである腸腰筋は大腰筋+腸骨筋の2つの総称です。


大腰筋を鍛える骨盤矯正体操

 背骨と骨盤、太ももの骨をつない
でいるのが腰の奥にある大腰筋
 腸骨筋と合わせて腸腰筋と呼れる。



大腰筋とは

左の図で、背骨から骨盤を通り、太ももの骨まで達しているのが
大腰筋(赤色)で、上半身と下半身をつなぐ唯一の筋肉です。

通常この筋肉は30代から減少し始め老化に伴う衰えが大きい筋肉である。
大腰筋は姿勢を維持し、歩く際に脚を引き上げるのに使う筋肉なので、

弱くなると姿勢が崩れ、しっかり歩くことができなくなってしまう。

年をとると腰が曲がって腰痛が持病になったり、
すり足で歩く人が多くなるのはこのためだ。


ところが、間違った座り方をクセにしたり、
運動不足だと年齢以上に
大腰筋の衰えが進んでしまう。


                                      高野圭介


筋性腰痛症

 
 
大腰筋の拘縮  ネットでの調査集

                            高野圭介

実は、腰痛患者さんのほとんどは、最後の「筋性腰痛症」です。
筋性腰痛症は、筋筋膜性腰痛症とも言われます。

この筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)以外のいろんな腰痛に
湿布や痛み止めを使って治そうとする人はいないと思いますが、
整形外科などに行かれて、「骨には異常ないですね、病気も特に無さそうだし」
といわれたら、ほとんど筋性腰痛だと思って間違いないでしょう。


大腰筋の拘縮


筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)の根本原因は、筋肉のこわばり(拘縮)と、
それにともなう関節の可動不全です。
筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)の本当の原因は
大腰筋の拘縮(持続性収縮)です。

なぜ、大腰筋が拘縮すると腰痛になる?それは
大腰筋が持続的に縮むと腰の筋肉に負担が掛かるからです。
大腰筋が拘縮すると、背筋をまっすぐ伸ばすことができにくくなります。
頑張って伸ばすと背中が疲れます。


 治すのは皆さんの

身体自身(自然治癒力)


筋筋膜性腰痛に湿布や痛み止めの薬は害になる
湿布や痛み止めの薬では腰痛は治りません。
それは、腰痛に対して湿布や痛み止めでは対症療法に過ぎず、
「根本解決」にならないからです。

それではなぜそう言えるのかというと、
湿布や薬は症状を抑えるためのものであって、
治すのは皆さんの身体自身(自然治癒力)だからです。
痛みを消失させる事と治療を施すことは、
まったく別物だと肝に銘じて欲しいものです。


筋肉の拘縮(ロック)を
解除して
腰痛改善の具体案

 
ロック(拘縮)した筋肉は、自然に元の状態に戻ることはなく、
時には数十年も縮んだままということもあります。
筋肉のロック(拘縮)は、揉んだり、叩いたり、温めたり、
引っ張ったりしても解除されません。ですから、
一般的に行われる方法では腰痛はなかなか改善できないのです。

ストレッチで筋肉をほぐすのが一番です。

ストレッチによって血液の循環を促し、
筋肉の柔軟性を高めることで症状の改善が期待できます。
またストレッチは痛みが強い時には実施してはいけません。
患部を押してみて痛いけれど気持ち良い感覚が
得られるようになればストレッチを実施しましょう。





大腰筋がロックしている箇所を探します。大腰筋のロックが見つかりましたら、
そのまま違和感を感じる箇所をぐりぐりと押さえながら、体を前に倒してみてください。
ぐりぐりと押さえながらゆっくりと体を右や左に動かしてみてください。




【大腰筋をゆるめるセルフ整体】