へぼ碁十訣 提唱



                           起案  梅影悟彦

                           編集  高野圭介

 手厚く  
囲碁にはい二つの全く逆さまのことが、そのまま真理として存在し、
あるいは全く矛盾していることが、居場所を分け合って棲み着いている。
これを二律背反というが、これが囲碁の実態です。

フランスの自由・平等・友愛という三色旗は同様に矛盾だらけの表記です。
よく考えてみると、この世、矛盾だらけ。それで良いのです。

我が愛する囲碁はその辺りが人生に譬えられるし、
人生の坩堝を盤上に移したと楽しめるものなのでしょう。




へぼ碁十訣


 

へぼ碁向きの新囲碁十訣・・・そのものずばりの明解、
スパッと掴む直截、十個のポイント。 これを「へぼ碁十訣」という。

 
囲碁十訣


へぼ碁十訣


1
 
貪不得勝
 
勝ち碁に学ぶなし

2
 
入界宜緩
 
コスミ・ケイマは急所丸出し

3
 
攻彼顧我
 
先に攻めよ

4
 
棄子争先
 
先の先、後の先またよし

5

 捨小就大
 
両方打てず

6
 
逢危須棄

 切り違い一方捨てよ

7

 慎勿軽速
 
後手取りは半値

8
 
動須相応
 
音の反対側を打て

 9
 
彼強自保
 
目なしは一ヶ所で

10
 
勢弧取和
 
地は後から付いてくる

 


注  釈



力を矯めて、力を出さない。(力不足と人は申します)これが私の信条です。

                              梅影悟彦

 1  
勝ち碁に学ぶなし

 
勝ちは励みのよい薬・・自惚れのぼせて得意顔
負けて負けて強くなる。・・こんちくしょう
やっぱり、負けてよかった。

 2  
コスミ・ケイマは
急所丸出し

 
ケイマにはツケコシやキリ味抜群。
コスミにはコピンやアキサンが待っている。
コートやスカートで隠しようが無い。


先に攻めよ

 
石を攻めよ・・と言っても、いつ、どれを,どのように、
攻めるのかが分からない。したがって、
「いいとこ」という大場でも打って、又、後手を引く。嗚呼


先の先、後の先
またよし


 後の先で有名なのはボクシングのカウンター。
囲碁では、先に攻めたくると、傷だらけのジョーになる。
攻めなかったら、攻められる。ああ、どうしよう。

 5  
両方打てず

 
定石もはめ手でも一つの分かれの型に過ぎない。
チャリンと音がしたら、どこかで分かれて修まる。
あっちもこっちも全部こっちのものさ。鬼も笑えよ。


切違い
一方捨てよ


切り違いは怖い。無茶されるように感じるからだ。
一方ノビて、どうするって?
別れた彼・かのはもう面倒を見ない。おお、分かりよい。

 7
後手取りは半値


美味しそうな獲物には、ぱくっと食いつく幼稚園。
攻めながら、周りを痛めつける大学院。
はやまるな!碁は策にあり。策に填まるな。

 8  
音の反対側を打て

 
動いたら、自己の道を歩め!音の反対側を打て!
動きに応じたら、ヒョコヒョコ付いていくことになる。
敵が先に打ったところはもう小さくなっている。

 9
目なしは一ヶ所で

 
石を取られるときは、絡み攻めでしてやられる。
絡まれないと、滅多に死なないとしたものだ。
一眼を持って、顔を出しておくのが安全パイ。

 10  
地は後から
付いてくる

 
 先番で、地を稼ぎたくったら、55目が精一杯のところ。
いったん稼いだ地からさらに増やしてもそれは知れている。
厚みは消されるし、立つ瀬が無い。

 11  
へぼの十一訣

 
注釈の又の真意はは梅影・高野に問いただそう