耳の正月


今の耳は普通になってきた。特別な感情はいよいよ薄れてきた。

                                           高野圭介


私の耳は

貝のから




私の耳は貝のから      

     海の響をなつかしむ


ジャン=コクトーJean Cocteau詩人芸術家の詩の一句。
     堀口大学訳『月下の一群』所収



耳の過保護
耳も正月が来た。

耳が過保護になり、裸耳は少しくは衰えてきたように思う。
毎朝、ケイタイの目覚ましが、余り役に立たなくなってきた。
あちらが立てば、こちらが立たず・・・・そうしたものだなぁ・・・・


プールで、耳の奥まで水がゴボゴボ入ってくる。
毎日の作業で、耳掃除がよく行き届いているんだなぁ。

 耳よりな言葉  
耳よりな言葉

耳訴訟=耳打ち

耳苦しい=聞くに堪えない

耳に順う=耳順=老いては耳に順え(論語)

耳を掩いて鈴を盗む・・・・人は知らんと思うて、悪事を働く

耳に胼胝(タコ)ができる=耳につく・・・同じことを何度も聞かされる。

 空気電池  
補聴器独特の電池は空気電池。聞き慣れない名前の電池。
電気自動車の電池と関係があるという。



シールをいったん外すと放電が始まる。
特に、水と乾燥と一酸化炭素に弱く、放電が進む。
したがって、取り扱いに注意のこと。

使用上の問題
1.はずしたり、取り付けたり。
水と衝撃に弱いICそのものだけに、注意力が問題。
電池の管理も原理を知って、注意深く。

2.故障と補修の問題。
脳みそ丸出しの微妙な物として、避けて通れない。



3.ランニングコストの試算。
毎日、\2~30./1日のランニングコストと試算

生命の危険防止
補聴器の長短は結構あって、当然なのだが、
聞こえないだけなら、まあ、許せるかも知れない。



しかし、
最大の利点は耳効果で、生命の危険防止にある。
話では、耳の不自由のために交通事故に遭遇した人の多いこと。