羸  と 赢  (Ⅰ)

碁は負けるが勝ちではない。

勝てば「インラ」=羸了と答える。負けたら「スーラ」= 输了だ。

                                      高野圭介

 
中国へは毎年のように碁を打ちに行く。
今年:2015年も5月に黄河流域の開封に行った。



もちろん、勝負は時の運。勝つか負けるかである。通常は簡体字で、胜负と書く。
もう一つの表現、输羸がある。输羸(負勝)のピンイン(発音記号)はshūyíngである。
私は二局勝ったは我赢了两盘棋。すなわち「インラ」=羸了、「スーラ」= 输了だ。

勝ったか?と聞かれて、勝てば「インラ」=羸了と答える。負けたら「スーラ」= 输了だ。
負けて「インラ」と言ったことは無い。

かって、伊藤博文の漢詩に输羸の文字があって、今、探したが、
その漢詩が見当たらない。ご存知の方もあるはずだ。

 
折しも、週間碁(2015年7月13日号)に記載された。
「盤数勝赢」を「打てば打つほど勝ちまくった」と秋山賢司氏は訳されている。

なんと、巧いもんだなぁと、感心して読みました。



 
ところが、週間碁(2015年7月20日号)に訂正とお詫びが記載された。

羸が負けと訂正されたのです。
どこでどうなったか、知るよしも無いが、ビックリしました。

碁には「負けるが勝ち」は通じないので、更に訂正をお願いしたいのです。