ルーティン=継続は力なり

                          2015年11月      高野圭介

ロングラン  
終戦の年、私は14歳。70年前のこと、百人一首と囲碁を始めた。
将棋は知っていたから、いきおいインドアゲームが忙しくなった。
スポーツも剣道から軟式テニスへ鞍替えした。



 やがて、大学時代、麻雀などレパートリーが増えていく。やがて
 ひとつひとつ棄てていって、碁だけ残した。それが今なお続いている。

囲碁だけはお陰で70年というロングランのお付き合いである。


 棄てることは

継続すること


ある日、棋友・奥喜代孝さんが「継続は力なり」と言ってきた。

又、宇太郎先生から座右の銘に「須棄」と明示された。

棄てることは継続することなんだなぁと公案のような感じを持ったことがある。



早朝ラジオ体操
先日、碁吉会創立25周年記念講演会で、スピーチをお願いしていた
畑沢武彦さんが「ルーティン・ワーク」
(routine work)の話をされた。

なんでも「毎朝早朝ラジオ体操を習慣づけて行くことにしている。
そこで、高野さんとご一緒になる。」というようなことを言われた。




テニスのサーブ 



 
野球のイチローが打席に入るとき、決められた独特の一連の動きを見せる。
これもルーティンだ。

テニスのサ-ビスも同様ルーティン仕上げだ。
テニスは全部相手の球を打つ。自分だけの球はサーブだけだ。
相手に呼応出来ない分、それだけ、緊張する。
ルーティン仕上げだけが援助してくれる。


五郎丸歩選手の

ルーティン


ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会にて、
日本代表FB(フルバック)の五郎丸歩選手の活躍があります。

五郎丸歩選手がペナルティキックやコンバージョンキックを何回も
決めたからですね。キック前に取っていたポーズこそルーティンです。

 余談ですが、五郎丸歩には日記を付けるというそルーティンがあるそうです。