美酒を断て!

                                      高野圭介


朝青龍は断酒で命と横綱の栄誉を救った。
酒にすべてを失うところだった。
優勝の祝勝会で、鏡割りしたが、一滴も口にしなかった。


私こと、高野は2004年5月、糖尿病と断定され、
運動量を増加増加と共に、断酒に入った。
お陰で、5年後の、2009年では全く普通の生活である。
(糖尿病は絶対不治の病ではありません)

この間、私は昨年、喜寿を迎えたが、
糖尿病という一病息災で、すべてが救われた。

登山、ゴルフ、テニス、クロールの技術もアップしたし、
碁も、自分としても、かってないハイグレードまで来た。




朝青龍の断酒





本割で白鵬に敗れた朝青龍は支度部屋で動揺を隠せず
ゆったりと座る白鵬とはまさに対象的…

しかし『1回負けて気が楽になった…』
横綱朝青龍は次第に緊張もほぐれ優勝決定戦での勝利に集中した。
そして朝青龍5場所ぶりの復活V!

土俵に座布団が乱れ飛ぶなか目を潤ませた朝青龍は
横綱としては『品格の無い』土俵上でのガッツポーズ!

『久しぶりに朝青龍に戻った感じがする』と自ら何度も口にする
朝青龍は場所中の酒も絶ち「みのもんた」からの誘いも断ったという…

あと『2〜3年はやる』力強く宣言した朝青龍の姿に
批判してきた大相撲関係者も脱帽するしかなかった。



アラブでの禁酒禁豚」





国内で禁酒を義務付けられているサウジ人ら湾岸アラブ諸国の
人々にとって、イスラム諸国の禁酒は普く知られている。

「レカブびと」と呼ばれる遊牧民(つまりアラブ人)が登場して、
次のように宣明してます。

「我々は酒を飲みません。それは我々の先祖が、
酒を飲むな、家を建てるな、農耕するな、
テントに住め−と命じたからです」


『旧約』中の『エレミヤ書』より。

ただし
「天国では美酒飲み放題」

仏教の「般若湯」とはいったい何じゃ?

節酒より断酒
アルコールは節酒ではなく断酒しなければなりません

精神分析のフロイトは精神的症状や異常な行動の原因は
欲求不満にあると説明しています。

私たちの心は弱いもので、
このような欲求不満にはそうそう耐えられません。

しかも依存症の人の異常な飲酒欲求は本能である
食欲や性欲などより何倍も強く、
自分の力ではコントロール(抑制)できないほど強いものです。

ですから、飲酒では間もなく耐え切れなくなって
最後には爆発的に大量の飲酒をしてしまうことになります。
これが断酒でなければならない第一の理由です。

酒は百毒の長
「酒は百薬の長」という言葉。吉田兼好が徒然草の中で
書いている言葉として知られますが、
実は「酒は百薬の長といへども、
よろずの病は酒よりこそ起これ」が本当。

つまり「一般に『酒は百薬の長』と言うけれど、
全ての病気は酒が原因である」と言っているんです。
お酒飲みの人がねじ曲げて使っているのですね。

確かに、酒は諸悪の基であり、酒は百毒の長です。



殺人用飲酒




誰かを亡き者にしようと企んでいる人は、
苦労して青酸カリやストリキニーネを手に入れる必要はありません。

コンビニに行ってワンカップ大関を買ってくれば事足ります。
入手経路から足が着くこともありませんぞ。


1月31日、NHKで、酒の話が出ました。

「60才過ぎて、1日2合の酒を飲み続けたら、
10年で(70才で)死亡率は50%になる」と。

ご参考までに・・・
「禁酒って、ほんとうにいいのでしょうか?教えて!」



若返りの妙薬




相撲の強くなる薬は酒を断つことです。

 
碁の強くなる薬はない!と言われますが、
断酒こそ碁の良薬です。


断酒こそ若返りの薬です。

(お断りしますが、本文は、インターネットで蒐集した
数々の資料を編集し、私見を加えたものです。)