驚嘆する錦織圭の心技体


                                        高野圭介

 悲しき加齢
今日は梅雨晴れで、気分の良いテニス日和だった。
テニス日和であっても、自分が気持ちよく出来たと言うのとは別のことだ。

 とにかくラケットの振り遅れで失敗している。
一眼二足の通り、動体視力も悪くなっているが、足も追いつかない。
特に自分で封じていることは、こけたらお終いなので、バックする動きである。
もはや手ニス足ニスは昔のこと。

 たまに、何かのはずみで、腰を落としてラケットがタイミング良く
スイートスポットに当たり、快感を覚えることがある。
それだけでもたいへんな歓びだ。

kei kei

 
天下の錦織 圭 は私にとってたいへんな親近感がある。

私の圭介と圭は同じだけで無く、私のいつものサインが
keiなのだが、
錦織圭のサインも
kei。今は大好きな錦織に首ったけ。

 錦織のサービスは天下一品となった。サービスだけは自分の責任と、
逸品にしたいと入念に仕上げてきたから、得意のジャンルとなっている。

とは言え、思っているのとは半分の威力もない。




その錦織の心技体に世界の眼が集まっている。


この心技体に由来は明治44年に出版された古木源之助著
『 柔術独習書 』の中の一節が有力とされているようです。

 要諦として、心技体はお互いに関連するものだから、
一つだけを取り上げて研究するものではないと言われている。



 勝って奢らず、負けて挫けない日本人独特の礼儀正しい物腰にまず驚嘆する。
しかも信念と精神修養で心に磨きを掛けている圭は流石である。




「テニスは押し込むゲーム」と言われる中で、圭の技術は強靱なサービスに始まって、
一歩でも前に出る独特の戦法。air kei と呼ばれる空中打法。

足と手がコートを駆け巡るすべてが観衆を魅了する。


圭の小ぶりな身体が、タフさでは2メートルを越す大の男を凌駕している。
錦織に対する戦法は足を封じるに尽きるとも言われているようだ。

 問題が無いわけでは無い。

 ただ、錦織圭は足の吊る習慣的病を抱えている。今までに何回かあった。
それだけが心配だ。身体が小さいので、やむを得ない状況と思うが、
習慣性を断ちきる手立ては無いものか。

 錦織の実戦中に緊張の中で疲れのたまった体を操るのは容易ではない。
足が吊ったり、体が言うことを聞かないから余計ナーバスになる。
心技体が悪循環に陥るという最悪の事態を招くこともある。

 心技体

 
 私は錦織圭が、強い心技体で必ずや
世界の頂点を極める日の近からんことを切望している。