北鮮の碁形

                                    高野圭介


韓国はいま
テレビNHKで「韓国の軍事境界線はいま」を報道していました。

北鮮との境界線に近く、
パジュという人口2万の都市建設のルポタージュです。

北朝鮮訴える
折しも、同日の日経新聞に
「北朝鮮、国民に訴える」と題して、

北鮮・労働党機関誌「労働新聞」に、
「飢える・撃たれる・凍える」を論じていました。

曰く
国防が命
銃が弱くて滅んだ國は多くても、飢饉になって滅んだ國はない。

軍事優先が大切で、それには三大覚悟が要る。

1.飢えて死ぬ覚悟。
2.撃たれて死ぬ覚悟。
3.凍えて死ぬ覚悟。


すなわち
国防建設が経済であり、国防建設の威力が即・国防力であると。

死ぬ覚悟
私はじーっと、その論点を碁の形で、分析していた。

1.飢えて死ぬ覚悟。・・・・・位が低く、地が足りない。
2.撃たれて死ぬ覚悟。・・・・・石を取られて即、負け。
3.凍えて死ぬ覚悟。 ・・・・・・封じ込められた死に体。

日本の碁形は
「自由」

では、国防とは何だろう・・・・、
そうだ!國の碁形であろうか!と膝を叩いた。

碁形は碁の姿。碁全体がすっくと立った俯瞰の姿である。
形勢判断の基本として良い。

國で言えば国体というか、国是である。
日本の碁形は「自由」であるが、北鮮は「国防」と言っている。