福田総理の無気力投了


                                                    高野圭介



福田の投了


福田総理が首相の座を無気力でほっぽり出した。
碁で言う投了。 resign である。

つまり、何をする意欲も気力もなくなったのではないか。
国民背反の無責任なひどい話である。



評論家は面白いことを言う。

「総理たる者、日本をわが理想の姿にするために、
命を懸けて邁進せねばならない。」

「政治家たる者、永遠のロマンに生き抜くべきもの」

思うに、福田前総理はわが日本に、
ロマン・理想の姿を果たして持っていたのか?
持っていたとすれば、貫徹する情熱が湧き出ていたのか?


星野野球の惨敗
先だっての、北京オリンピックで、
星野ジャパンはプロの選手だけを掻き集めて、
何とか勝てそうな気だけがあって、危機感が無かった。

つまり、一口に言えば、甘い!気力に欠けた!
これが惨敗の原因だと言うのだ。



なでしこソフトの

快挙




一方、同じく北京オリンピックで、
超難問をパスしたソフトボールの大和撫子チーム。

上野由岐子・ピッチャー
「最後は気持ちの強い人間が勝つ」と言い放った。

評論家は、崖っぷちの緊張感が勝利をもたらした。と喝破した。

 昨今の勝者、敗者の言動から、ほんの、二,三感じたことだ。


中田の気力


折しも、2008年US碁コングレスに出場し、
コングレスのメイン行事であるUS Go Open で、
快挙の中田良知さんから嬉しい報告を受けた。

「負けた2局は、高野さんの教えである棋力より気力」、
「短気起こすな」に反しており、
まだまだ無限の進歩の可能性がありそうです。

 もちろん、敗戦をバネにして
頑張った結果三位入賞を果たしました」と。

鼓舞しよう
 無気力はすべてをスポイルし、気力が勝利をもぎ取る!

 私は我が身を振り返り、盤に向かう自分を鼓舞しよう。