碁を打って、健康で長命を
ーいつまでも脳を若々しくー

高田明和

                                                  高野圭介

高田明和
高田明和という医者がいる。

浜松医科大学・生理学教授・医学博士という肩書きで、
「脳のしくみと生きがい」の探究に取り組まれています。

著書に『癒す力の科学─「病は気から」の証明』
『脳が若返る─脳内至福物質の秘密』(以上、日本教文社)
『「病は気から」の科学』(講談社)
『心のストレスがとれる本』(光文社)
ほか、多数がある。

高田先生の卓見以下のごとし。

高田説 「海馬」を

増やす

今までは、
脳細胞
は年をとると減るものと、考えられていました。
最近では
アルツハイマー病のような病気でない限り、脳細胞は余り減らない。

更に大事なことは、
「海馬」という記憶の入り口の細胞は80を越しても増えると
いうことも分かってきました。

さて、
海馬を増やす方法は、

1.体、特に指を動かすこと。
2.人と交わって、一緒に活動すること。
3.碁(将棋)のようなゲームに楽しく頭を使うこと。


お気楽に
100歳人口に共通なのは楽天的だと言うこと。

アイルランドには「人は自分の歌う歌になる」という言葉がある。
楽天的に考える人は楽天的になっていくのです。

つまり、
「思うて詮無きことを思わず、無用な思考を整理すること。
そして、心を安定させ、悩まない生き方こそ、
幸せな晩年の生き方と言えるでしょう。

碁吉会の囲碁  
碁吉会の囲碁に親しむ様子は健康と長寿の両手に花

我々はまさに幸せそのもの・・と、思いながら、私は頷いていた。