転んで転けて、ああしんど



                               高野圭介


転びの川柳
だんだんと転び上手になってゆく     野間司郎


前神戸商大(現兵庫県立大学)・機関誌「淡水 No.52」
記載の川柳である。

普段なら目にも入らなかった句だろうに、
この句から私の方に飛び込んできた。

転びながら
今の日曜ドラマ・山内一豊が主君を見る眼があって、
巧い転職のようなことが功名を招いたし、
又、かっての首相・中曽根康弘の日和見の巧さ。
あるいは離合集散を茶飯事とする政界・実業界でも、
転びながら泳ぎ切った者の勝ちということか、と一瞬思ったが・・・。

いやいや、
加齢者のコート上での転び方のこととは思いもつかなかった。

ハードコートの特徴
昨今、西尾茂之主宰(デヴィス・カップ元選手)の
テニス教室に行くことにしたばかりだった。

教室のハードコートはのテニスクッションはオールウェザー、全天候、
ケミカルコートなどとも呼ばれ、元々滑りは最も良くない。
私の靴のせいもあってか、なお滑りが悪い。
それは知らなかった。


ハードコートは滑りが悪い





テニスシューズとひと口にいっても、クレーコート用、ハードコート用など、
使用するコートのサーフェスに合わせて、そのソールパターン(
靴底の凹凸の様子)や使われているゴムの特性はさまざまです。

滑りやすいクレーコートに対応するシューズとかいろいろ研究されています。

 
一方、ハードコート対応シューズで重要なポイントは
クッション性(後述)と耐久性。
ソールの摩擦が激しいので、
消耗しにくい強度に優れたゴムを使用するとともに、
へりにくいソールパターンの工夫が施されています。

身体を捻って、百叩きの刑
昨、4月18日11:30頃のことである。

スマッシュボールを追かけているとき、疲れた足がコートに引っかかった。
前のめりに転けたが、受け身で、くるっと巧く転けたところに、
テニスの網に引っかかった。

だから、打ち身、打撲傷はなかったけれど、身体の止まったところと、
回転中の所のために、身体を捻ってしまったようだ。

いずれ、落ち着きかけたら、痛みのポイントがはっきりするだろうが、
腰から上、身体左半分がどこもかも痛む。

まるで、百叩きに遭ったようだ。


徹夜のアイシング
まあ、何としたことだろう。
早速、直近忙々の保健のスケジュールはすべてキャンセルして、身軽にした。

昨夜は湿布と、氷で冷やしたくった。夜を徹して、3時間おきぎらいに
氷嚢(アイス)を取り替えるアイシングを仕事として一夜を過ごした。

お陰でテレビの碁をじっくり見ようと思ったがめろめろで見られない。
でも、今朝からはだいぶ楽。
今晩は、冷やして、冷やして、貼って貼って、静かにして、碁でも見よう。

単なる捻り身?  
きっと、明日はだいぶ快復しているでしょうが、おそらく歩き回ることは
したくないでしょう。医者へはまだ行っていません。

最悪は筋断裂か、靱帯損傷かと、思ったりもしましたが、
単なる捻り身?というのか?その程度と思えるようになっています。
二,三日中に、医者の診断を受けるつもりです。

後にも先にも杖
転ばぬ先の杖といっても、「何もしないこと」などど言わないで
やはり、良い杖を探さにゃなりますまい。転んだ後の杖も探しましょう。

経過報告と後日談
あれから、まる三日経ちました。
痛みはすっかり取れ、腫れも引いてきました。
いよいよこのまま日にち薬であることも分かってきました。
無理は出来ませんが、全治一ヶ月と、自己診断です。
生活に何の不自由はありませんので、
他事ながら、ご放念下さい。