美しい國・美しい碁づくり

                                     高野圭介

美しい國 って
「美しい國・日本」が安倍政権の目玉となった。
途端に巷では「美しい國って、どういうこと?」と、囁かれ始めた。

私は「美しい國、美しい人、美しい足、美しい碁・・・・」と想像してみた。


美しい碁
國を碁に置き換えて、論を進める。


美しい碁は

形が整っていて、強い。
いさぎよく、さっぱりしている。
変化に自在な対応で、安全である。
無駄を省き、すっきりして、綺麗である。
一間トビを根幹とする碁で、悪手が生じにくい。



美しくない碁は

醜く、形が崩れている。
鈍重で凝り固まっている。
頑固で、そこここが歪んでいる。
余計なことが多くて、能率が悪い。
石が切れて籠もらされて、汲々とする。


一見して、碁形の良い(美しい)碁は強い。

地や厚みを問わなくても、
バランスの取れた(調和の良い)碁形で形勢判断できる。

美の表現
美の表現は、めんこい・うるわし・いとし・などいろんな表現もある。

「美女と野獣:The Beauty and the Beast」
「青き美しきドナウ:Blunen Shoenen Donau」
「斉藤佑樹ハンカチ王子の美しい投球フォーム」


古代の大和から





    
平和な大和を
        
麗しの大和

美しい國づくり

犯罪の少ない、安全なすっきりした國になること。
無駄を省き、負の財の少ない國になること。
日本は自己を主張する強い國になること。



美しい國づくりはこういった麗しの大和を目論んで歩んでほしい。
美しい碁は一間トビを根幹とし、制空権と流れを掴んでいるものだ。