見るべきほどはみんな見た!!


関西囲碁フェスティバル

2009年8月30日 於 大阪国際会議場

                                                       高野圭介


毎年、参加している楽しいイベントだ。

参加者の傾向と言えば、お会いした本田邦久九段、石井新蔵九段もすでに古老の仲間入りのようで、
華やかな壇上ではすっかり世代交代となっている。

プロも参加者も、私がご厚誼を戴いている方々がほとんど姿を消していくのを目の当たりにした。




今年は碁は打たないで、もっぱら公開対局の観戦だ。
観戦と言っても、最高段者の冴えを肌で感じ、プロと一緒に同じ局面を考えた。

その結果、自分が
、到底想定出来ない発想に感動した。



感動した4つのなるほど場面


互先 謝 依文 vs 先番 村川大介
             コミ6.5目出し
158手以下略 黒4.5目勝ち

                                      高野圭介・観戦なるほど記

黒31から下辺の手の付け方。黒55まで、なるほど・・・

白72から、左上の応接。黒97まで、巧く分かれるものだな・・・

白106からの猛攻。黒のシノギは天下一品。手順を尽くして黒113まで。

黒131と左上隅にノビキッて、右辺白132オサエを許したのは格別!さすがプロのアジ。

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さすが、さすがのプロの感覚!



互先 小林 覚 vs 先番 結城 聡
            コミ6.5目出し

166手以下略 黒中押し勝ち

                                        高野圭介・観戦おどろき記

白18が絶妙で、うーんと唸った。

白36と転戦が大局的に見て、なるほど、この一手。

黒37コスミも。その後に続く一連の応接もプロでは常識のようで、私の目指す感覚。

黒87と、先手で、上辺を治まろうとした。 なるほど・・・

黒111キリからは強烈無比無比。白は半潰れのようで、いよいよの決定打を与えない。

黒127は全く想定外。130にツギかと思っていた。安全に勝ちを収める手法とすれば、なるほど・・・

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