わるい癖に、へんな癖

                                                 吉田 健 自戦記

橋口一誠 vs 3子 吉田 健

2010年2月2日 於 須磨・稲葉プラザ3F・風鈴会
185手完  白中押し勝ち



 有利な戦いを
この碁は序盤から私の悪い癖で、相手の有利な所で戦いを始めてしまった。
もう少し序盤は全局を見て大きな所からゆっくり打って行き、
当方の有利な所で戦いを始める事が肝要だと痛感した一局でした。


悪い癖

その1

、 
 
黒8とつめて白9と換わり相手を強くしてから黒10と白7を挟んだ手です。
黒8を打たず素直に白11に押してゆくのが自然な打ち方で
何も黒が悪い事はないとの橋口先生の指摘で納得です。


悪い癖

その2


黒48の切りです。黒70の三連星ぐらいで充分です。
黒48の切りで先生は碁になったと思ったと局後の感想がありました。

我ながら、なさけない打ち方です。
この手が敗着といっても過言では有りません。


黒98は

あわや
大逆転の
序曲


 

先日の風鈴会で、資料として頂いた
呉清源プロの棋譜の勉強が早速役立った箇所が有ります。
それは右下白97の時に黒98と這った手です。

この手が打てて白の大石の根拠を奪い,
あわや逆転まで持ってゆけたと思っています。
 

変な癖で

お終い

 

黒132が敗着でこの手で黒133と打ち、
盤面右下一帯の白石の一団にを取り切っておく。

後は、中の黒模様のまとまりが勝負と
局後高野先生の指摘が有りました。

「取り辺固く打つべし」
の格言を守れなかったへんな癖が確認出来ました。
手所をしっかり読む事の大切さを、これまた痛感した一局でした。

碁縁のご縁
橋口先生、村岡先生。

親子の両先生に指導碁を打って頂いたのも何かのご縁て幸せ者です。
両先生とも温厚、気さく、親切でその人柄に暖かさを感じました。
これをご縁に、今後とも宜しくご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。