ゲートボール打撃の法則


ゲートボール・シリーズ 




                                                        高野圭介

実戦でテストをする
GBの訓練は難しい。訓練の場・時間がなく、
練習試合で行う試行錯誤では練習というには無謀しかないのだが。

実戦でテストをするのだから、やりそこ間違いには
いろんな言葉が遠慮無しに飛んでくる。
さもあらん。見た目は実態を衝いている。

「高野さん、そんな難しいこと、せんでもええで。もっと、普通にしないな」
「私も出来るんや!って、やってみたいわな、、、なぁ」
「自分の甲に合うたことをしとけばええんじゃ。自分の分のほどを知らにゃ」
それもその筈、なるべくスマートな姿勢から、自分のやってみたいことをやってみる。

それが高度な技術を必要とすればする程難度は高くなる。
でもそれに挑戦するのだから。不合理そのもの。

一定の法則
正確を期す打撃の一球一球には、必ず共通した一定の法則があるはず。

それを探し当てたら、後は実践あるのみ。



腰を落として構える。球の置く位置などは一定のところにセットする。
足手やの動きのリズムはロボットのように同じ動きを仕込む。

 
 スティックの長さ
スティックの長さは、最も適した長さを自分で探にゃならない。

短い70pぐらいでは姿勢が悪くなり自然体ではない。見た目にも、腰にも悪い。
また、85pと長めで挑戦してみた。
繰り返しのテストの結果は、何か良いところが見つかるどころか、
不安定は増すばかりで、全く見込みが立たない。

試行錯誤の結果、
80pが最適かという段階だ。

球と慣れ遊んで
朝夕、コンコンと球と慣れ遊んでいる内にだいぶ急所に近づいてきた。

眼前の目標
は、

自在に2メートルの球を100%確かにヒットする。

10メートル前後のそこそこの距離を打ち分ける。

特に、スパーク球の安心できる処理もたいへん。

妙なニュアンスの球へのタッチを掴む。



さあ、言うはやすし、行うは難しである。