月見山のゲートボール殿堂入り



ゲートボールはゲートが三つと上がりが一つで、四つの関門がある。
その間、紅白の球を打ち合って順次門を通るゲームなのだが、
常に距離と強さ、しかも玉突きの要領で、厚く薄く当てたりもする。
 ゲートボールの打ち方でで肝心なことは、まず芯から芯を打ち抜く。
シャープに打ってソフトなタッチ。この二点が基本だろう。

 
新長田のゲートボール


                                                2016年5月6日
                                                  高野圭介

 





私にはゲートボールの作戦は到底覗き見る程度しか分からないが、打ち方について反省しきりだ。
今、自分の打ち方に根本的な過ちのあることに気づいているが、実戦で学ぶしかない。

 


 


須磨・月見山には達人が四人居る。長老・西城戸政幸に加えて、
合田澄夫、肥塚哲夫、藤原捷司の実力者三人で、それぞれ持ち味は違うところが妙だ。

 



 


 総監督・西城戸長老は九十路の坂を越してなお、壮にして、まさしく潤滑油。
この達人三人のプレーは一口に「緻密の合田。軽妙の肥塚。豪放の藤原。」とでも言えようか。

 


豪放とも、一直線とも言う表現に相応しい選手だ。特に球の芯を打ち抜く力は抜群!
持病の腰痛もゲートボールともなれば、彼を避ける。 最も頼りになる藤原捷司、その人。



クラブには紅二点 田中さんと炭富さん。お陰で華やかで賑々しい。
 


気配りの田中女史。練習日にも一番に乗り込んでくる。
彼女無償の飲み物サービスは年がら年中コートを潤している。 謝謝

 


モハメド・アリ(Muhammad Ali)の有名な言葉を連想した。
「私は蝶のように舞い、蜂のように刺す。奴には私の姿は見えない。見えない相手を打てるわけが無いだろう」
(Float like a butterfly, sting like a bee. Your hands can't hit what your eyes can't see.)。

 
名の知れた運動神経万能・高橋利幸も加わる。このトップ五名を月見山のゲートボール殿堂入りとしたい。



 アリ風に言えば、蝶のように舞う肥塚。蜂のように刺す合田。レーザーそのものの一直線に進む藤原。なのだが、
ゲートボールで最も大切な作戦についてもそれぞれがやはり独特の境地にある。しかも他の追従を許さない。

 


秋の大会で、仲間内の対戦となった。奇しくも同スコア。こんなこともあるんだなぁ。
ジャンケンで勝敗を決めるという異常事態である。西城戸御大、パーの威力を発揮。

 



正確無比の腕は性格X型から来たものか。炭富俊子さんの変わらぬ姿。
炭富俊子さんの才能は、ゴルフ・テニス・囲碁・麻雀・手当たり次第にものにしてしまう。


 


ガート間際の美技は肥塚さんの専売特許。手品のような神業さえ感じさせる。
微妙な球の扱いは肥塚独特の神業。他が真似事も出来ない境地だ。