やる気の遼君時代到来

今日、2009年6月27日に遼君を見に行った。
スポーツ心理学では
「やる気」が一番という。私は「やる気」を貰いに行った。 



遼君優勝寸前の特設ボードにて
                                                      高野圭介



 遼君の下馬評

(直近の
読売新聞
より) 

   
 1.
今季、遼君はパットの改善に時間を割いている。
練習グリーンでは、振り子ストローク・パットに余念がない。

2.
遼君の生命線は、ドライバー。
昨年の終盤から、振り抜きやすさを重視するため、
デカヘッド体積・430c.cから400c.cの小ぶりタイプに代えた。

 3.
これは、空気抵抗を減して、350ヤードショットを真っ直ぐ飛ばすためだ。
父でコーチの勝美さんは「ごく微細な調整が10試合早い。」と、
微妙な懸念を持っておられる。

 4.
 バンカーショットは無類の巧さの由。

 5.
遼君自身、未体験の重圧に打ち勝つために、
「皆んなに支えられて戦うのだが、
戦うのは相手じゃない。自分自身と」
と言う言葉に力を込めて言う。


高野の眼





17番ホールに悠々やって来た遼君。


早朝、最初のパターの練習に始まり、
ショートアイアンから大きいドライバーまで入念の調整を小1時間見て、
後は、遼君の追っかけ。この間に見た珠玉の数々。

 1.
パター100態の中で、振り子パターが決定的と確信した。

 2.
ショットは木も金も、あらゆるショットは同じフォーム

ショートアイアンはすべて天空へ真っ直ぐ45°に放物線を描き、
距離が長くなっても、球の緊張感は変わらない。

 3.
足腰と背筋はピーンと張りつめ、微動だにしない。

 4.
コーチの指示は「テークバック」に絞られ(他に言うことがないから)
腰を入れ、肩を入れ、より大きなテークバックを。

5.
コースの実戦中も、他人の動向には一切構わず
ひたすら次のショットへの準備のため、余念がない。

 6.
サイン会とか、学校の勉強とか、遼君への期待度のため、
将来ある遼君が潰されないか?の話はよく聞く。
しかし、
彼の締まってきた顔元からして、心配ない!と、確信した。

 7.
11番ホールで、遼君はアプローチをフックラインに曲げた。

難なく、パーで切り抜けたが、私はいささかの不安がよぎった。
まさか、それが、次の12番ホールでの大失点に繋がるとは・・・




 8.
12番ホールで一挙に5点を失うエラーに我々サポーターも落胆したが、
本人は
顔色一つ変えなかったという。
(本人は目の前が真っ白になったと述懐したそうだが。)
チップイン・イーグルに恵まれ、見事優勝!

確かに恵まれたけれども、おお、12番ホールの危機を救うたのは、
不断の努力の結晶で、「挫けないで、やる気」の賜が
ツキを呼び込んだのだろう。




 ブログの実況放送。




ミズノオープンよみうりクラシック最終日
(28日、兵庫・よみうりCC=7230ヤード、パー72)
ドラマチックな展開が本当によく似合う。
優勝への道のりを、石川は打ち上げ、打ち下ろしが続く山岳コースになぞらえ
「山あり、谷あり。平たんな道ではなかった」と振り返った。

2位に5打差をつけて迎えた12番(パー4)。第1打を左に曲げ、OBとすると、
打ち直しの第3打もまた左へOB。結局7オンの2パットで「9」をたたき、リードを一気に吐き出した。
「ズッシリきた感じはあった」という。
だが「2回ぐらいのOBはあってもおかしくない」とすぐ気持ちを切り替えた。

ひたむきな17歳に、勝利の女神がほほ笑んだのはパー5の16番だった。
グリーン右ラフ、30ヤードからの3打目を強気で沈め、会心のチップインイーグル。
「耳が痛くなるほどだった」という大歓声に包まれ「あそこで入るとは思わなかった」。

勝利をグッと引き寄せると、最終18番は1bを沈め、有終のバーディー。
「どんなガッツポーズをするか考えていなかった」という石川は天を見上げて喜びを表現した。

ツアー3勝目だけでなく、あこがれの全英オープン出場権も自力で勝ち取った。
「ゴルフが誕生した舞台に行けるので、興奮している」。感激がほとばしった。




  


17歳と7ン歳

sevnteen

seventy

 

シャラポア



前に、私が「シャラポアのサーブがしたい」と、言ったら、

「出来ないことを言うものじゃないよ、
Seventeen と Seventy とをごっちゃにするなんて
どうかしてる・・・」


遼 君


今度は、「遼君の球筋が打ちたい」と言ったら、
同じセブンと言っても、似ても似つかぬ
遼君のsevnteen と高野のseventy台とごっちゃにしてどうするの!
と言われそうだ。

いよいよ、17歳・seventeenの遼君時代が訪れた。
私のseventyがいよいよ遠ざかる中を。