第36期碁聖戦第2局・観戦記

先番 坂井秀至碁聖 vs 白番 羽根直樹挑戦者


155手以下略 黒1目半勝ち

    

アマ・応援団 高野のリアルタイムの観戦記です。

                                 高野圭介観戦記


 我が坂井先生・アストリート登場の第2局。
今日一日、パソコン盤側で、応援させて戴きます。

先生の
湧き出ずる碁趣を満喫出来たら、この上も無い悦びです。

 一間シマリ  
右下の一間シマリは、先日、家田先生に対し、打った手です

 黒35  
中央黒35は私の予想と当たって、気分がよかった。

黒55
黒55は私の想定外。快心の一着で、三方利きの耳赤の手?

消費時間  
今まで午前中の消費時間は黒1時間。白2時間と倍違う。
黒が分かり易く打って、快調の証拠だ

 白68  
白68手まで白が治まって、小林光一は白持ちと言っているが。

 雄大構想  
黒69一間は雄大構想。 左辺打ち込みが勝負か!

 黒着実な歩み  
黒83と左辺に4線から掛けて、
黒着実な歩みで優勢を意識した打ち方。
とは評者・今村俊也。

 黒95のサバキ構想
 黒95のサバキ構想の一手が運命を決めそう。本局のハイライト。
この落ち着きを見よ。評者も声ナシ。 

 大ヨセ
黒101から大ヨセとは今村評者。

 黒勝ちの予測
黒101は何と上辺を動いた。下辺コスミをなぜ打たないか?
それは、全然違うことのようだ。

コンピューターの形勢判断は初めて黒勝ちの数字に変わった。

 黒の優位を確定
白116と中央を打たれたとき、黒117は長考に入った。

ひょっとしたら
黒は黒101を悔やんでいたのではと推測していた。

ところが全く逆で、今村評では、
今まで辛抱を重ねていた黒が格好の勝負所に直面し、
欣喜雀躍、後、10手ばかりで、黒の優位を確定したという。

 持ち時間
白126手の時、白は秒読みに入った。黒の持ち時間は1時間。
しかし、持ち時間は余り関係ないかも知れない。

黒127で、白黒すべてイキイキ。
ただ、黒は3ヶ所。白は5ヶ所に切れ切れ

辛抱に咲く花
結局、黒に1.5目残った。  
辛抱に咲く花だった。


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