自在な発想が活かされず、不本意で終わった

白番 高野圭介 vs 3子 池本愉美子

将碁友の会Pリーグ9月対局から

159手以下略  白中押し勝ち

                                  高野圭介 記


上辺、黒14一間トビは軽くて、凄い発想!
ただ、黒44は戴けない。中から51とボーシなら、快調だった。
白51ノゾキにはツガないで、中からオシて攻めを続行すべき。

 
中盤、黒120まで、中に8子の浮島が出来た。
白には弱い石がない・・・・。これが問題。
これを後手で活きている間に右辺が白地に化けた。

 
中盤、攻められないよう、の配慮が進展するスピードに遅れた。
攻めるはずが攻められて、立ち上がりの自在な発想が活かされず、
いつもの闊達な碁が影を潜めている。