「真田昌幸・信幸の囲碁対局」再現


.
天才と堅物の対決はどのような風格ある棋譜となったか?

                                          高野圭介 記


昌幸は父親。信幸は長男。幸村は見物??

昌幸は「俺は勘だけで生きている」と言っていたという。
知力、策略を駆使し、味方につくと見せて、裏切るなどは茶飯事のことで、
朝令暮改も平気だった。多面性とも言うべき天才肌であった。

いっぽう

信幸は堅物で慎重派。堅実無比であるが、優柔無断。決断に乏しかった。
しかし、いざという時にはシビアな決断をしたという。

この両人の碁がどのような棋譜を残したか、それを見てみたい。

                                            高野圭介

真田昌幸と信幸の棋譜に基づき、対局を再現する中田さん







互先 真田昌幸 vs 先番 真田信幸

196手完  白中押し勝ち


案に相違せずたいへんな熱戦。白の機略が目立っている。






互先 真田昌幸 vs 先番 真田信幸

196手完  白中押し勝ち