環水平アーク 

虹は弧を描く丸いものとばかり思っていた。世の中は不思議なことが起きる。
とても珍しい横一線の虹が現れた。述語では「環水平アーク」というそうだ。
昔なら、これで吉兆を占ったものだろう。

                                  高野圭介

 


今の今まで、天気も良く、雲もほとんど無い快晴だった。 一転、天空に現れた異変。

 


 


 


太陽まで傘を被っている。

 
横一線の虹の出来る秘密

ファイル 143-1.jpg

虹は自分の居るところでは雨は降っていなくて、太陽のある方向と反対側で雨が降っている場合に見える。
太陽光線が雨粒の中で屈折・反射し、光が波長ごとに七色に分かれて目に届くからである。