「浜辺 荘さん二冠に輝く!!」
 
兵庫県名人戦、最強戦の二大タイトルを制す



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碁吉会きっての新進気鋭・浜辺荘さんが、
2003年5月11日の兵庫県アマ囲碁最強名人位獲得に続き、
6月8日、神戸新聞アマ囲碁名人のタイトルも連続奪取した。


アマ囲碁最強名人位の経緯

 浜辺さんは今大会でなみいる強豪をなぎ倒してきた。
運を占う一回戦は優勝候補・亀井達弥さんとの一局に勝ち、
次に山野雅也さん、常連である金子信止さんを破ってきた。
一方岡本耕二さんも県代表クラスを下してきた。
岡本さんを破っての浜辺さんの優勝はかなりな価値がある。
(神戸新聞6月6日夕刊より)

 「たまには強い相手を倒すのもいいでしょう」
8日に行われた県アマ囲碁名人戦中央決勝大会。
7年ぶり2度目の優勝を決め、目を輝かせて喜びを語った。

 決勝戦の相手となった亀井達弥さん(69)は、県代表に何度も
選ばれた強豪。対局は形勢が何度も入れ替わる展開だったが、
苦しい局面でも攻めに徹したことが奏功し、熱戦を制した。
(神戸新聞6月8日朝刊「人」欄より)


 浜辺さん・悦びの言葉

「実力は亀井さんのほうが上。でも一ヶ月前の大会で運良く勝てて、
ひょっとしたら今日も、とあきらめなかったのが良かったのかも」と。
 浜辺さんの囲碁との出会いは10歳。父親から手ほどきを受けた。

その後、学生時代に全日本学生十傑戦で八位に入るなど活躍。
大学卒業後、仕事が忙しく一時、盤から離れたこともあったが、
再び力を入れるようになり、碁そのものの素晴らしさを再認識した。
 久しぶりに対局した人とかつての対局について語り合うなど、
「いろんな人と対局を通して親しくなれることも囲碁の魅力の一つ」と話す。

 子供たちにも幼い頃からその魅力を伝えてきたと言い、遊園地に
家族で出かけるときも必ず碁盤を持参。
「楽しい雰囲気の中で碁に触れ、親しみを持ってもらえれば」との
父親の願いが届いたのか、いまや大学生の
長男を筆頭に2男1女いずれも有段者だ。
「大会決勝戦で、子供たちと勝負する日が待ち遠しい」
と抱負を語った。


 碁吉会に寄せられた 浜辺さんのコメント

「碁吉会の皆さんとのとても楽しい雰囲気をそのまま試合で生かして、
とてもリラックスして試合に望み今回優勝することが出来ました。
皆さんに感謝しています。」