手厚く打てたまま、打ち掛け


                                大工原 磐 自戦記

橋口美香四段 vs 三子 大工原 磐

2008年1月28日 於 神戸サロン
150手迄  時間切れ・打ち掛け


私の感想
(1)星の3子の隅は、初手から地を囲わず、
白の攻めの流れにまかせて打ち、
最小限に生きればよいと思った。

(2)隅より辺、中央への働きかけを重視したこと。

美香先生総評
(1)攻めと守りのバランスが、非常に良かった。

(2)全般的に黒は、厚い碁で優勢との評価。

(3)黒12は、白17の所に押さえた方が良かった。
黒18と押さえて形を崩された。

高野先生指摘
中央へと思い、黒44と付けたが、
黒40から右辺に一間トビが全局の要点。

黒54が問題。
本人は「打ち方が分からんかった」と言っていたが、
40から下にノビか、トビがよく、
白55トビで、一気に白は精気を取り戻した。

大工原さんは
星は平均の極致」なるものを良く理解して、
具体的な手法に取り入れたものと、
感心しています。