勝因は、タイミング良く中央で出切りを決行したこと

                                 大工原 磐 自戦記

橋口美香四段 vs  二子 大工原 磐

2009年3月16日(月) 於 風鈴会・稲葉プラザ
黒198手まで 以下略 黒2目勝ち


 
黒の有利な展開  
今日の指導碁は、
布石の段階から黒26と打ち込みを敢行し、
黒72・74・76と出切りを決行してから、
黒の有利な展開となり、楽しい一局でした。

終局の棋譜を分析すると、弱い石を作らないで継続したこと。

切りと・攻めの効果  
(1)白石5箇所に分断したこと

(2)右辺の白石は、25手数を掛けて2目しか出来ていない。

(3)左辺の白石は、27手数をかけて目が出来ず、
白135で命からがら、やっと左上隅に繋がさせたこと。
手数を掛けても、いかにも効率が悪く、白地が出来ていない。

 高野先生指摘
黒82は、白83で右辺の白石に繋がり安心させた。
107のデギリを残して、打った方が良い。

 橋口先生談  
特に指摘はなく、布石段階で白地を稼ぎ過ぎた。
その結果、四隅の白地が出来たが、
全局的に弱い石を作り過ぎました。

 感想並びに反省 
(1)白71とコスミを打たれ、最高のタイミングで
黒72・74・76と出切りを決行した。
先生に何か背中をおされたような気がした。


(2)もし白71を、切断防止策で対応さていたら
勝敗は分からなかっと思う。


(3)最後まで打って戴き2目勝ち、本当に楽しいかった。

感謝感激の一局でした。