アマチュアライン

                                        宮垣 実 自戦記

橋口美香四段 vs 五子 宮垣 実

2006年3月7日 於 神戸サロン
200手以下略   白5目勝ち

褒められたが
打ち直しのとき、嬉しいことに、
序盤の戦いでは石の姿が以前と違ってきた。
きびしい手が出るようになったと褒められたけれども・・・


アマとプロの感覚
黒38と白の中に打ち込んで
タイミングといい、打ち込む場所と言い、
たいへん良い着想だった、にもかかわらず、
白から39と付けられた後の戦いが理屈にあわぬ打ち方で、
アマの本領発揮!我ながら寒心した。
大きく形勢を損じている。

黒40は割り込んで打つのがプロライン。
本譜のハネダシはアマチュアライン。

プロの感覚なら、石が勝手に割り込んでいく。

ショートはショート
ゴルフで、パターをするとき

ホールの手前で止まれば、絶対に入らない。
ちょっとオーバー気味に打つと、入る可能性が出てくる。
それが、プロライン。

玉が曲がるとき、手前で落ちるのがアマライン。
行き過ぎて落ちるのがプロライン。

プロはまず、ショートしないものだ。

骨身にこたえた。


はじめにケイマにかかった白の力が減衰しなかったために
黒56と守らざるを得ず、失敗が骨身にこたえた。

下手なヨセ
後半黒136.138と全く無駄な石を打ち、
白159と押さえられて、飛び込むチャンスを逸した。
左下隅、黒172は「2の2」の受けなら、両方のハネを凌いでいた。
いろいろ大損をかさねて5目負けで終わった。
残念至極でした