新天地開拓に大わらわ

                                      宮垣 実自戦記

橋口美香四段 vs 四子局 宮垣 実
        
2006年5月2日 於 神戸サロン
144手完  黒中押し勝ち

新天地開拓
何か、碁が変わったような気がした。
 一生懸命、手を抜いて、盤上の天地開拓に心懸けた。


ブチッと切れた
黒64の割り込みから、ブチッと音がして切れたとき、
ゾクゾクとするような快感を味合うた気がした。

あわや頓死!
下辺中央の薄い黒の一団の活きを諮って、
あたふたと打っている間に、右辺の黒がダメヅマリに導かれて、
あわや頓死!という危機に晒された。


先生が投了
必死になってようやく活きたとき、先生が投了された。

ただ、最後の部分、全く正確に再現されていないが、
私としては精いっぱいの再現技術だった。


のめり込んで打てた  
 回りの口さがない連中も、「開眼の局」とか言って、
今日だけは、褒めて戴きました。

力一杯闘い、へとへとになったボクサーの実感があった。
これほど盤面にのめり込んで打てたのは初めてかな。