アッと言う間の、プロの技

                                 長 俊次自戦記

橋口美香四段 vs 四子 長 俊次

2006年3月7日 於 神戸サロン
201手以下略  黒4目勝ち

四子で  
高野さんに「何子で?」と聞かれたが、
チュニジアでの結果に未熟を感じているので、
私は「四子で完勝できるまでは四子で」と、決めている。

満足の進行  
譜の進行で、そりゃ、プロの眼ではいろいろあるだろうが、
白75と下からのワタリを打つまで、黒としては精一杯の碁で、
黒76と、急所に打てては、満足している。
黒110で、左辺を制しては大満足となった。

最初の反省
黒146と、コウを解消したが、
どうも間が抜けているようで、気に入らない。
そのときは最善と思ったのだが、これは問題ではないか。


反省の第二
反省の第二は黒168。
白169はプロの技「ウルトラC」!愕然とした。
アッという間に、黒の106.108.110の三子が丸取られ。
結果、前に好手となった黒110を吐き出した。


置き石のハンディ
後、ヨセで、大きいところをほとんど白に打たれてしまって、
逆転されたとほぞを噛んだが、不思議にも4目残っていた。

不思議な生還だった。やはり、
四子の置き石のハンディは大きいのだなぁ。