シノギが読めない非力 長 俊次自戦記 橋口美香四段 vs 四子 長 俊次 2006年5月2日 於 神戸サロン 140手完 白中押し勝ち |
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負けの神が | 勝った、負けたは下駄を履いてからのこと。 勝負は戴き!と、ほくそ笑んでは負けの元。 勝ったと、思った瞬間、負けの神が寄り添うてきた。 |
黒96の2目抜きの時点では、優勢と判断! この勝負は戴き!だったのに、のにだぞ、 黒132という信じられない手が飛び出した。 |
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ところが、最後のシノギがヨメていなかった。 ああ、修業が足りない。 反省しきり。残念無念。 |
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美香先生評。 |
黒44は45にノビが厚く、正解。 黒54はウソ手。白77キリを防いで、守る一手。 黒104はムサボリで、106に先着すべし。 黒118は下へコスむ。ヨセながら、白の眼を取っている。 黒132ツギは変な手。アテ返すとこら。 |
敗着は黒140。141と切って、二つの大石に楽シノギあり。 手どころが見えないとは、非力を嘆くのみ。 |