攻めの効果は冷静に実を挙げよ

橋口美香四段 vs 三子 吉田 健

                                           吉田 健 自戦記

2007.09.17  於 風鈴会 9月
107手完  白中押し勝ち



隅の勉強のため白1にすぐに黒2と高目に掛けてスタートした。

対局後。高野先生の講評は非常に参考になった。


高野先生の講評
黒6のカケからの進行は良かったが、
黒30のボーシは甘く白31に付けられて黒の形が無い、
ここでは黒11−五にコスムのが形と。



白49のカケツギの後、黒50は悪手で62の付けぐらいだろうとの事。
黒50ー白51−黒52−白53ー黒54の一連の黒の打ち方は
緩んでいて形を成していないとの
高野先生の指摘も充分理解できた。

棋譜には無いが時期を見て左下で黒4−十四と打ち白4−十三の取りに
黒3−十五と押さえると黒石は最高に働いているとの講評も
非常に参考になりました。

最後黒96が敗着手で見損じであった。



もう少し攻めの効果が出た時にはその勢いのまま走らず
冷静に手を戻す事がいかに大切な事か
を学んだ碁でした。

今後とも宜しくご指導の程お願い申し上げます。