伸び伸びと打てた爽快感と充実感

                                   吉田 健 自戦記

村岡美香先生 vs 二子 吉田 健

2009年3月16日 風鈴会・稲葉プラザ
167手完 白中押し勝ち

 
序盤での軟着 
黒58に白59と当てられた手と黒76はその左にはねる一手、
白77までの形は白の理想形との事、大変勉強になった


損を先にするな 
白43に対する黒44の割り込みは損を先にした大悪手。

その前に黒50、黒52と攻めなければ駄目
(この碁はここで終わっているぐらいの悪手)


高野の眼

格好いい吉田式カウボーイの
投げ石打法


ここで、全局面を見て・・・

 
 
黒14に始まる40までの
右辺から中央への7個の石の繋がりは
まるでカウボーイが投げた投げ縄のよう。
望むべくもないような心地の良い姿である。

黒42は調子に乗りすぎで、沈着に
43と10目の地を持って治まっておけば
白はツケてワタるぐらい。

そこで、上辺82を占めたら、万々歳!

 
手所での一手は一子の重み
右下白63には手抜きして他の大場に廻る
(自他の生死をしっかり読む)


攻めは相手に調子を与えない事 
黒36は白37の付けがピッタリで調子を与えてしまった。
ここは黒40の左のカドに打つのが好点で攻めが続く

右上の攻防に碁の魅力を感じた
黒164の継ぎに白は長考の結果165と打ったので
黒166と白7子を取り白167と黒2子の取りになった変化に
碁の醍醐味を味わった


楽しい美香先生との対局
美香先生との対局は和やかな明るい雰囲気の中で打てるので
先生が右上で長考して頂いた時には、とても嬉しかったです。

今日は遅れて来ましたが、
時間超過の中、打ち直しの検討を頂き感謝します。