懐かしさに会い、妙着に遇い



第16回・豊友碁会に初参加のレポート

                                                      高野圭介 


 

アイデイアと個性 
久しぶりに、面白味いっぱいの碁会に出会った。
一口に言えば「ああ、おもろ」。一文字で書けば「愉」。



このユニークな碁会は企画も丸山豊治五段のずば抜けたアイディアで構成されていて、
豊友碁会を個性付けている。

50人の参加者が和気藹々ふくよかな雰囲気の中に対局が進行するのも、
榎本滋世話人の緻密で行き届いた運営に依るところが大きいと思った。


 

当たる・・賞品 
最後の幕引きが楽しい。負けても負けても、はよ帰ったら何にも当たらない。
しかし、
最後まで居たら両手に花と当たる和当たるわ、賞品が!

宇太郎さんの詰碁 


私は、第2局目、次屋富弘さんと打った。

聞いたことがある名前と思っていたら、
碁吉会10周年記念出版の「醍碁味」に投稿して戴いていた。

趣旨は・・・

「有名な読売新聞連載の「宇太郎・一万の詰碁」に、失題を見付けて報告したら、
当の宇太郎先生からミスを詫びると共に、
「日頃からよく研究してくれていてありがとう」という趣旨の手紙を戴いた。」

「醍碁味」p.188 「宇太郎さんの詰碁」次屋富弘記

囲碁棋士・丸山富治 


昨今、
丸山先生のホ−ムページ「囲碁棋士・丸山富治」がお目見えした。

今日も観戦しながら、レポートをアップされた。その早業!
縁の下の受け持ちは東京在住の佐々木偉彰社長


うーん、
捻られた

あら?
残念!

黒79の大ポカ!

大局観が
どこへやら

 


白 長尾重明  vs  黒 高野圭介


変則リーグ戦 決勝戦  於第16回豊友碁会

162手以下略 白中押し勝ち

一夜明けて・・・

とんでもないことに気がついた。
本譜、黒79で、87に打って、中央に備えれば、
上辺と右辺のどちらかの白が落ちている。

・・・何と言うことを




4局打ちで、3連勝の後のこの1局。相手の長尾さんは2勝1敗で、
勝っていたら・・4連勝・・うーん。

たら話は敗者の戯言で、前にも負けている。

今回も私は強い碁を打ったが、柔らかく包み込まれて、捻られた。
やはり、
一日の長にはなかなか追いつくものでないと、認識を深めた次第。

結局、私は初参加で、3位入賞となった。





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