手合いが苦しかったからこそ、妙の味を!

  第22回チャリティ碁会・家田会に参加して・・・・レポート

                                                   高野圭介記



バンザイ碁会
碁吉会から3チームが参加した。全員80人の参加で盛会だった。

碁吉会としては団体戦は平均的な成績で終わったが、
個人戦は特筆すべき優勝・準優勝のバンザイ碁会となった。

優勝 原田芳宏3段

準優勝 井上泰子3段

 
唯一の持碁
本大会で唯一の持碁となった
小生・高野圭介の一局をご披露しよう。

普段、お稽古とは言え、家田先生に先番で打っている林田さんが、
何故か、私と二.三子の手合い。 握って、3子局黒コミ3目出しとなった。

家田先生が対局前に、
「今度は相当骨がありますよ」と言われたのが、
「やっぱりなぁ」と、思い、「だからこそ、こんな面白い碁が打てた!」と感に入る。

何が面白いって、苦しかったからこそ、その分だけ妙の味に酔えた。



2勝者同士の対局で、実質的決勝戦だった。

高野圭介7.5段 vs  3子 林田守弘
                黒3目コミ出し

記録  原田芳宏
256手完 持碁・・・痛み分け。


序盤・・黒62、.64にはマイッタ。白は煉獄の世界をアジアウ。

白119から167まで48手の応酬の妙が救世主となった。
中でも、白123、125、127がハイライトであったと・・・(自評)


">

 
家田先生評

白123、125、127の変化だが、正しくは、参考図で示します。

白24.ツケ、26キリチガエが凄い。その後、
白30のアテコミは28.30と打てば、手になっている。


急所が3ヶ所あって、@5の右。A9の左。B3の上のキズのため、
黒は破綻している。