家田評付き・・・参考図

                                   家田隆二八段

最高段者の碁で、進行の問題もあって、100手辺りから秒を読みました。
こんな碁を時間に追われたら、たいへんだったと思います。

手どころで、白106が問題でした。

元々右上隅、128のところが気持ち悪いところで、シチョウがらみに睨んで、
上下のカラミ責めを考えるところでした。

かといって、余り早く決行するとダメで、満を持して打たねばなりません。
参考図のように大石に攻めかかります。
もし、106に対し、接げば、コスンで、黒に眼が無い。

普段の高野さんなら、そんなに難しい手順でも無かったと思います。

 
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