〜〜2005年〜〜

「家研」わいわいレッスン棋譜




     



2005年の家研提唱

                                            高野圭介

 新春 明けましておめでとうございます

 正月早々、3日4日と泊まりがけの碁のお勉強会である。
 心のうち解ける仲間って、会うだけでも嬉しいのに、
楽しい碁盤を囲んで手段を交わす。

 月々集まる常連を紹介しておこう。
 家田隆二先生を囲んで、吉野従生・宮垣実・梶原直正・松本倶之・真鍋益男・
武知ハルミ・加田美保子・河端和子・赤田徳子・と小生、高野圭介らである。
 碁吉会の方々はどなたでも参加できるのだが、
新春は、梶原直正・真鍋益男が欠席したが、
長俊次・安倍知巳・梅本和枝が加わった。
あとあと、皆さまのご自由な参加を希望しています。

 家研の目下の問題点は以下のようです。

 置き石はたくさん置いくのがいいか、少なめがいいか、分からないが、
各自の裁量で自由置き碁のようなものだが、
宮垣さんだけは3子から7子の間を、コミと相談しながら、自在に置き換えている。
それもこれもすべて自由です。

 家田先生の指導碁は棋力によって打ち変える変幻棋風とも言うべきであるが、
これはレッスンプロの宿命で、そうしないと、生徒が長続きしないのである。
でも、これだけでは、生徒側が「潰される戦い」に直面しない指導碁で、
いわば馴れ合いの進行にに終始してしまう、おそれは無しとしない。

でも、加圧加重強化指導が加われば、
生徒がどこまで付加に耐えられるかが大いに問題であるからだ。

事実、棋力に合わされる・・いうのが嫌だ!という御仁もいる。
やっつけられたら困るが、やっつけて欲しい!
まあ、難しいことだが、択一の宿命。


 これは生徒自身に問題もあって、
「研究してきた成果をぶつける」姿勢が欲しい。

たとえば、自分の調べた定石を実戦に打ってみる・・とか、
あるいは、自分の研究した布石を盤上に具現してみる・・・とか、
意欲的な取り組みが欲しい。

「プロに教わっているから強くなっていくだろう」という概念的な
淡い希望のオブラートに包まれた雰囲気だけに満足しているように見える。
 個々の分野の、石の動く筋と形は地道な勉強が下積みにあればあるほど、
感受量が違うので、自習して、その上で・・・、ということを、考えて頂きたい。

総じて、
その意味では家田先生の指導はわいわいと楽しく
やはり、実に精錬された究極の指導なのだろう。