大きなお年玉


                                    安部知巳自戦記

家田隆二八段 vs 二子 安部知巳

2006年1月4日 於 パレスサイドホテル
152手完 黒中押し勝ち



正月の碁
2006年正月、恒例の家研のメンバーが京都に集まり、
一泊二日で碁を楽しんだ。
お互い気のおけない仲間で、
三日は朝9時から真面目にお勉強会をして過ごした。

料亭・魚常
休憩時間のおしゃべりも又楽しいものであった。
 夕食は竹屋町の「魚常」という高級料亭での会食となった。

家田先生
家田先生の夜半までのご指導には頭が下がる思いであった。
明けて、四日も、朝9時からの指導碁である。

石が潜らないよう
私は終始石が潜らないように、上に出るように意識して打った。
先生から指摘された問題手は、黒8.16.3..38.58.などなどであったが、

黒60の守りは好手!と、お褒めに与った。

黒72は横に打つのではなく、
星の石にツナぐように打ちなさいとのことであった。

ヨセ勝負
あまり大きなミスが無かったので、ヨセ勝負になってきた。
ここで、お互いの地を数えてみたら、細かそうだった。

これではヨセられて勝てないだろうと思っていたら、
運良く、黒152で、一子が取れて、嬉しいと思った時、
先生が「それで黒勝ちです」と言われて、投げて下さいました。
大きなお年玉を戴いた気持ちです。