やはり攻めが下手

                                      加田美保子自戦記

家田隆二八段 vs 加田美保子

 家研 5子局
2005年1月4日 於ランカ
166手完 黒中押し勝ち

 明けましておめでとうございます。

 昨年のことを振り返ると、
最近、ある会の雑事に気を取られ、
真剣に碁が打てなくなっているのに気が付いた。
 クリスマスの日、ある大学囲碁部の人達と過ごした。
彼らからはいろいろ学ぶことが多く、又、刺激される。
そんなこともあって、新春を迎えて、
気も新たに少し碁に打ち込んでみようかと、ちょっぴり考えている。

 新春の初打ちは家田先生の指導碁。
となりで指導碁を受けておられるのは高野先生。
彼はたいへん良く考えられる。
これだけ考えることがあるものだ、と、感心するほど、
黙々として思考に耽られる。
私も見習いたいものだ。

 以下、家田評

黒24は26へ
黒36は37へ
黒50は51へ
こう指摘されると、20手に1手の問題手がある。

黒68について、格別の論評があった。つまり・・
私は68の「千両曲がり」は厚い!と、自信満々であった。
ところが、
着手が60手を越える場合、「厚がる」のはだいたいにおいてヌルイ。

黒104はぬるま湯で、白99の右から切断を考えるところ。
白105.107で、戦機が去った。つまり、
攻める気がない・・ということ。

結局は黒166が気持ちよく、
白の形が思わしくないということらしかったが、
プロの目では
それとても、ヨセまで打って、僅か数目程度の差らしい。

いつも間にか、細かくなっている。否、更に打ち進めば、
いつの間にか逆転されていることになるかも・・ね。

私の反省
「相変わらず、攻め方が下手だ」