大きいところの見方が違っていた 加田美保子自戦記 家田隆二八段 vs 5子 加田美保子 2005年9月1日 於ランカ 138手以下略 白3目勝ち |
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月初の | 私は月の初めが大好きである。 何の取り柄もない私は小さいときから失敗ばかりしているので、 月が代わったら、「今月は頑張ろう」と自然に思うのである。 今日は9月1日。 当然「今月は!」と、思いながら、家研に向かった。 |
心構え | いつも笑顔の家田先生の前に座った。 記録係を買って出てくれたのは松本倶之さん。 少し緊張しているのが分かる。 肩の力を抜こうとへらへらと笑いで誤魔化そうと要らぬことを思っていたら、 早打ちになっていた。 |
OKサイン | 盤面が進行しているとき、松本さんにサインを送った。 「中の白石を取れば勝ちだよね」と。 松本さんの顔を見て、(〜0〜)と、微笑んだ。 松本さんはまさしくOKのサインだった・・ように思った。 しかし、結果は3目足りなかった。 |
家田先生 |
やさしい先生のご指導です。 |
@ | 白11.13は白1と、呼応して、面白い手筋。 特に、黒14は18とコスミツケて、白が14から渡ったとき、 上をハネるのがすかっとして、最高! その他、黒16は18と、割り込みから打つのが良いと。 変化をいろいろ詳しく聞いた。 |
A | 白39に対して、手抜きはダメで、下からハネがいい。 この石を攻めないとダメ・・と。 |
B | 白69にも、やはり手抜きしないで、上からハネの一手。 |
高野先生 の アドバイス |
「プロの目から見た大きいところと、アマの目の大きいところが違っている。 この碁の結果はまさに如実に物語っている」と。 そして 「形勢判断は難しい」とも付け加えられた。 |