家研は楽しい!

                                  加田美保子自戦記

家田隆二八段 vs 五子 加田美保子

2006年1月4日 於 パレスサイドホテル
92手以下略 黒8目勝ち



謹賀新年
明けましておめでとうございます。

昨年暮れ、子どもや孫たちが帰ってくるので、気が重かったが、
高野先生の電話一本で、いそいそと出かけることになった。

雑用係
三日から4日にかけての碁会なのだが、
会長から雑用係を仰せつかっていたので、何どころでもなかった。

「ぼちぼち雑用から解放させて貰って、早く指導碁を受けなさい」と言われ、
家田先生の前に座った。

好きな雰囲気
右隣は高野先生。よく考えて打っておられ、集中力が素晴らしい。
左隣は藤原八重子さん。家田先生が八重子さんをしきりに褒めている。
私もいささか緊張して、盤上の夢の景色を描いていたら、
遠くの方で、長さんの楽しそうな声が聞こえてくる。
どうも、ご自分の碁の解説を誰かにされているようだ。

私にはこの雰囲気がたまらなく楽しい!

地を欲しがらず
今日はケイマにかかられたら、地を欲しがらずに、
一間に受けて、中央に出て行こうと考えて打ったが、
結果はちぐはぐになってしまったようだ。

問題手
先生から指摘された問題手は
黒4で、5辺りから打って、一石二鳥の必争点を占める。
黒30はポン抜き許すまじと、一つ出て、2目にして捨てるところ。
黒40で、10からコスんで、白の目も退路も断ち、
自分の眼形に寄与する肝心のところなのだそうだ。

ヨセに入って、まあ、無難に打てたと思っている。