丁寧で几帳面さが身上

                                     高野圭介観戦記


家田隆二八段 vs  6子 河端和子

2006年8月3日 於ランカ
132手完 黒中押し勝ち

@
モットーは
正確

真夏の昼下がり、一番乗りで、
河端さんと私・高野は並んで指導碁を受けた。



河端さんは何でも丁寧で几帳面で、モットーは正確。

棋譜を採ってもらっても几帳面で、数字も歪まない。
ゴルフも折に触れ、良くご一緒するのだが、
几帳面なスイングで、パターも丁寧で大ミスはない。

A
モットーは
丁寧


おわかりでしょう・・・

河端さんの碁もていねいで几帳面そのものなのである。
それが、吉と出るときと、否のときもある。
その辺りが、また、河端さんの問題なのであるが。

つまり、丁寧は良いのだが・・・ご丁寧。


家田評
家田先生の評を、私・高野がアレンジしてみました。

B
ご丁寧な
ことも


本局は白に隙を与えず、見事に勝ちきった!・・と。
丁寧は良いのだが、

ご丁寧なところが若干見受けられる。


黒10はその上に、ギュッとオサエて打つのだった。
そうすると、3*3に隙が出来るのを怖れた?のかなぁ?
その辺りがご丁寧なご挨拶なのである。



黒50は目を瞑って、51に打ち込みたいのだが、
そこまで要るの?中を厚くして充分!・・なのか?。
ここも、ご丁寧なことである。



不思議にも、他に変な着手が見当たらないのです。
置き石の多いときは、これで良いのですが、
一つずつ置き石が減ってくればどうだろう・・
ご丁寧で済まぬことが生じてくる。


C
安易に
流れる


更に言うと、ごちゃごちゃと、急襲に遭ったとき、
また、「間に合わせ」で済ますような対応か、
反撃の糸口を見て、本手で受けて、辛抱する。

二者託一の思案がなくて、無条件、安易に流れる・・・
・・・そこが問題なのです。



碁とゴルフ


またまた、碁にゴルフに一緒に興じましょう。