三つの難問
                  

 家田隆二八段vs高野圭介 
2003・09・04 於ランカ
2子局189手完 ○中押し勝ち

2子局高目で及ばずながら挑戦しました。
家田先生の解説付きです。

●22まで、黒快調の筈ですが、後、三つの難関が待ち受けていた。

第一の難関●24は疑問。単に36ぐらいが可。将来35スベリが実質。
○29とサガラれて、●はとても難しい。
●30と打ってシノがねばならない。
○39が間違った。46サガリキリをうっかりしていたとか。
結局トリに行った6子を取られて○は損じたが、
●50で、51と一つ出なければいかなかった。
結局シメツケがきつくて、ここまでの分かれは互角と評。

第二の関門●76ツケコシは白を安心させた。
単に、82.84から、162にケイして、上辺のセメを残す。
おまけに●86が大いに疑問で、右辺に先鞭するところだった。
柔らかく対応せにゃ・・ここで、そこそこ躓いている。

最後に○96。中を絞られては碁になってしまった。
つまり、●74から中にぐいと並んでガンバリが最善か。
ここで、追いつかれて、後は○ペース。
右下隅を後手イキで劣化していった。

この辺りが力不足で、
プロは遠い彼方でお出でをしている。