甘いヨセが致命傷

                                 高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs 2子 高野圭介

2005年9月1日  於 ランカ
205手以下略 白10目勝ち




 今までの大模様作戦を一変し、
互先に近い細切れの布陣を試みた。

したがって、総掛かり、手抜きと部分の戦いに
真っ正面から立ち向かう、という趣向を盛り込んだ。




@〜Eまで、
反省材料が
わんさとある



打ち終わって、
「もっと辛い碁」でないと、満足できなかったことを知った。
何がアマちゃんであったか!


@
黒14は隅をツイデからでも打てた。甘すぎてダメ。

A
黒46は47に取りきるところだった。

B
黒は上辺に打ち込みのチャンスを逸した。
 初めは、打ちにくいところだったが、
 いつまでもと言うわけにはいかない。
 黒58・74・78でも、チャンスは何回もあった。

C
下辺の変化について。  黒80は面白い発想。
 白81から109まで、まずは相場の分かれか。

D
黒110は隅を119に押さえるべし。

E
敗着は甘ちゃんのヨセ・・黒136と、142ハネ。
 この2着で、すべてを失った。


今後の
対応に
ついて



次の局から、プロの厳しさが
一入身に沁みる試金石となろうが、怖れず、
プロの世界に身を挺してみようと思っている。