2子の力が残ったまま

                    高野圭介自戦記


 家田隆二八段 vs 2子 高野圭介

 200510月6日 於 ランカ

  217手以下略 黒8目勝ち



心意気と

石の流れ

その

 反省多々


この対局に臨んで、置き石を意識しないで、
互い先の感覚で打とうと思って石を握った。

 立ち上がりから、カカって、ハサンで、
戦いの連続に終始して、その通りになった。

 結果として、勝つのは勝てたが、
 決定的チャンスを3回逃している。
 白の失着に助けられて、2子の力が残った。
 したがって、歓びも半分。反省しきり。

家田先生

総評。

黒にはコレと言った悪手らしい手がなかった。
 二.三急所がはずれたが、
二子の力は最後まで衰えなかった。

打ちそびれた
手筋

黒62がいかにも緩い。
打った後、すぐ、嫌な気分が漂うた。
 61の上のスジに絞って打てば、
気持ちよく絞って締め付けられる。
ほとんど、碁はオワかも知れなかった。

急所を
外して、
蘇生させた

黒137は138と、一つ出たら、白に死が罹っていたかも。
 出なかったために、悠々活きられて、ヨセ勝負となった。
 幸い、形勢は黒に傾いていたとは言え、
 危ない橋を渡ってしまった。

大きなヨセを
目の前で逃す。

黒164は小さい。165の下に、コスミが絶大。
 右辺は後に、黒地ゼロになったことを思えば、
10目を上回る、凄いところだったのに。