悲しい 仕上げをご覧じろ

                                          高野圭介自戦記

 家田隆二八段 vs 二子 高野圭介

2005年11月3日 於 ランカ
239手完 白中押し勝ち


なにをか
言わんや
resigned
対局27局にして最強の碁が打てていたのに・・・
 ああ、天を仰いで慨嘆す

家田先生評



形勢の推移
+−0
立ち上がり、白1と7の両ガカリで黒難しいが、
黒38が好手で、黒52まで、イーブン。二子の効力維持

−1
黒80は隅をしっかり打つべきで、
白93まで、黒後退した。

+0.5
黒96が落ち着いた佳着で、一着の価値以上のものがある。
白95ははチャンスを逸し、すぐ、96だった。
ここで、黒は半子バックと、好調。

-0.2
黒好調のまま、白109のとき、黒110と渡らないで、
私は122と中央を制しようと思った。その意見には
先生は同感で、その方が良かっただろうと。

+1
右下スミの白が動き出した。
白157に、黒158と応じ、中に寄り付きを残したまま、
黒168から花見コウとなっては、勝負あり。

ところが、コウ立てを誤ったに相違ない。
反省すべきである。


+−0
最後にはさすが、細碁の様相であったが、
なお、黒に厚く、黒に残った・・・
途端、
仕上げ寸前の井目級の大ポカ黒238で、すべてを失った。
でも、思えば、数手前の黒234から、すでに
エアポケットの兆しがあったのに、想定した。

井目級

大ポカ
suicide
仕上げ寸前の井目級の大ポカ黒238で、すべてを失った
でも、思えば、数手前の黒234から、すでに
エアポケットの兆しがあったのに、想定した。