手厚さを学ぶ


                                  高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs  二子 高野圭介

2006年8月3日 於ランカ
171手完 白中押し勝ち



じーっと
手を見



稼いでもカセイでも我が暮らし楽にならず
じーっと手を見ながら投了した。


いやが上
にも厚い



白はいやが上にも厚い
白7。白107
緩く見えても、厚くて、参った。



3回訪れた
チャンス


黒は全局的に薄い。
もっと、動じない、手厚い碁でなきゃ

とは言え、3回チャンスがあったのである。
流れが黒に悪い中で、一発をかけての勝負手に、
今がチャンス!とお膳立ては良かったが、
仕上げが拙い。技術上の問題である。


新世界を
開いた手


立ち上がり、初の手に挑戦した。

黒4とケイに受け、黒10と3*3にツケた。
黒4は江戸時代の古碁にあると、家田先生。

黒10は新世界を開いた手。黒24は25からハネツギもある。

再度の逸機
@稼ぎ過ぎた黒の黒78は問題だった。
黒79と、打つのだったと、反省しきり。

Aともあれ、黒116が失着。
下記参考図で、
変化はいろいろあるが、コウが最善で、白大破か。

B再度の逸機。黒132で、133から攻めて、黒好転したか。


今や汝、
如何せん



最後、黒152と、右上隅の地の確保は出来たが、
黒や黒、今や汝、如何せん。

すでに一桁だが、黒足りない。



黒や黒


下記参考図